ふつうの定時制高校は、4年での卒業がほとんどです。本校では下記のような学習方法で3年卒業が可能です。

1. 高等学校卒業程度認定試験の科目合格を単位認定します
   高認で科目合格した場合は、一定の条件のもと、卒業単位として認定します。
   
   
2. 各種検定試験の合格科目を単位認定します
   各種検定試験（技能審査といいます）に合格した場合も卒業単位として認定されます。たとえば漢字検定2級に合格した場合は2単位認定されます。
   
   
3. 社会体験も単位認定します
   「ボランティア活動」「就業体験」も一定の条件のもと、単位認定します。また、学校外でのスポーツや文化活動で優秀な成績を収めた場合も、単位として認定します。
   
   
4. 前籍校の単位も卒業単位として認定します
   前籍校で修得した単位は、ほとんど本校の卒業単位として認定します。そのため、高校生活をやり直すときも本校では不利になりません。

1. 自分だけの時間割を作ります
   普通の高校と違い、生徒の多様な進路希望に応じた科目選択のため、時間割は一人ひとり違います。
   生徒の「時間割の例」を参考にしてください。
   
   ◆ 昼間部Ｔさん（3年次）【看護専門学校志望】の場合
   
   

   校時	月	火	水	木	金
   1	政治・経済	体育	政治・経済	ビジネス実務	数学活用
   2	政治・経済	体育	政治・経済	ビジネス実務	数学活用
   3	体育	生物	L H R	生物	子どもの発達と保育
   4	体育	生物	総合的な学習	生物	子どもの発達と保育

   ◆ Ｔさんの単位修得の方法
   　 １年次：正課19単位＋併修課程6単位
   　 ２年次：正課19単位＋併修課程8単位＋高認4単位
   　 ３年次：正課18単位
   　 合計：74単位
   　 その他にもいろいろな組み合わせがあります。
   
   
2. 全日制高校と授業の受け方が違います
   先生も生徒も毎時間移動します。そのため自分の机がなく、生徒はロッカー等を利用しています。
   
   
3. 出席条件が厳しいです
   科目ごとに出席の条件、履修すべき時間が決められており、その条件をクリアしないと、単位が認定されません。
   他の高校と同じく休まず登校することが重要です。
   
   
4. 貞山高校独自の科目があります
   「手話」・「中国語」・「陶芸」など本校独自の科目が設定されています。
   
   
5. 半期で終わる科目もあります
   授業の内容をより身につけてもらうため、半年で授業が終わる科目もあります。 4年次以上は半期科目を活用して、9月に卒業することもできます。
   
   
6. 社会人も学習しています
   「科目履修」と呼ばれる社会人も学習できる授業があります。今年度は「英語会話」・「中国語」・「書道」の授業で多くの方が学んでいます。これらの授業では社会人と本校生徒が一緒に学習しています。
   
   
7. 転編入生が多く在籍しています
   カリキュラムを工夫して科目選択を容易にしています。そのため転編入した生徒も、進路目的に応じた時間割編成が可能です。現在約15名の転編入生が学習しています。
   
   
8. 進路希望に応じた科目選択が可能です
   多数の選択科目を、計画的に履修することにより系統的な学習ができます。もちろんコース制ではありませんから、途中での変更も可能です。次のような系統学習が可能です。
   
   （１）文科系
   （２）理数系
   （３）外国語系
   （４）芸術系
   （５）ビジネス系
   （６）家庭福祉系
   （７）一般教養系
   
   
9. ホームルームに所属します
   規模の大きな単位制高校とは違い、本校では担任制を採っています。クラスは20人程度としており、普通の高校よりきめ細かな指導をしています。
   
   
10. 卒業は3月と9月です
    卒業の時期はほとんどが3月ですが、一定の条件を満たせば9月卒業が可能です。